新型コロナウィルス感染対策

 最近は新型コロナウィルス感染は落ち着いた状態ですが、第二波の流行の可能性は残っています。
 院内で待っている間に新型コロナウィルスに感染する可能性は非常に小さいと考えられますが、決して可能性がないわけではありません。
 新型コロナウィルスの感染に関しては、濃厚接触の定義は「感染者の症状が出る2日前から、半径1m以内に、15分以上いる」です。
 新型コロナウィルスに感染する、または感染させる可能性を減らすために、近くにいる人が、あるいは自分が新型コロナウィルスに感染していているかもしれない、と考えて行動するのが最善だと思います。
 そういう観点から、当院でできることを考えましたので、皆様の協力と理解をお願いします。
 新型コロナウィルス感染症の流行状況に応じて、対応は適宜変更していきます。
 なお現在は、小児の間で新型コロナウィルスが流行している状況ではありませんから、予防接種は通常の予定で完了しておくことが重要です。
 新型コロナウィルス感染の流行で、予防接種の重要性ががよくわかると思います。
 新型コロナウィルス感染対策は大切ですが、予防接種になっている感染症の対策(=予防接種を接種すること)はもっと大切です。
 予防接種は「不要・不急」ではないので、予防接種を「新型コロナウィルスに感染するおそれがあるから」延期をするのは間違いだと思います。

 新型コロナウィルスの感染は、3密(密閉、密集、密接)と濃厚接触を避けることが重要です。
 飛沫感染が主で接触感染も可能性がありますが、空気感染の可能性は低いといわれていますので、適切な対応さえすれば、かなりの程度で防げるはずです。

 以下、3つに分けて対策を書きます。

A:感染する/させる可能性自体を減らす
 
 ① 受診をする方は、なるべく付き添いの人数を減らして下さい(できれば受診者1名+保護者1名の計2名)。
 ② 慢性的な疾患(喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎や貧血、おねしょなど)で薬の長期投与を受けている方は、症状が安定していたら診察なしで薬の投与は可能です。
 電話で必要な薬の名前と希望日数を伝えていただくか、あるいはWEBで順番をとって保護者のみの来院で、必要な薬と希望日数を伝えていただければ、処方いたします。
 ③ 予防接種の時間帯を、診察の時間帯とは分けて独立して設けているには理由があります。
 それは、熱がない予防接種希望者を発熱者(感染者)と一緒にしたくないからです。
 予防接種の予約は予防接種のみの予約であり、その時間の診療の予約ではありません。
 これまでは、予防接種で来院して発熱している方は、その時間帯で診察をして処方していましたが、来院して発熱を認めた時点で予防接種が不可能ですので、新型コロナウィルスの感染の可能性がある現状では、その場合はいったん帰宅あるいは自動車等で待機していただいて、改めて午前または午後の診察時間に診察を受けるようにしてください。
 予防接種を受ける時点以前から発熱がある方は、予防接種キャンセルの連絡をしていただいて、午前または午後の診療時間帯で受診してください。

B:飛沫感染を防ぐ
 
 飛沫感染とは、ウィルスなどに感染している人が咳をすることによって、そのウィルスなどが含まれた細かい唾液の粒を吸うことよって、感染をすることです。
 院内では、受付の手前にビニールシートを付けました。

 ① 飛沫物を減らす
   ・受診する方と付き添いの方は、熱があるかどうかにかかわらず、必ずマスクをしてください。(飛沫物を吸わないためでもあります)
   ・どうしても必要だと認める乳幼児は吸入と吸引は実施しますが、年長児の吸入と吸引はしません。
 ② 飛沫物を吸わないようにする
   ・院内で待っている間は、他人とは最低1mの間隔(できれば2m)を保って、静かに待っていてください。
   ・待っている間は、通路等を走り回らないようにしてください。
 ③ 院内にいる時間を減らす
   ・WEB受付の「メモ」欄に、症状をなるべく詳しく書いて下さい。
   ・いつからどんな症状があるかを、症状の時間順に簡潔にメモに書いて持ってきてください。
   ・家を出る際に、体温を計ってきてください。
   ・予防接種で受診をする方は、体温を家庭で計って、問診票をすべて記載して持ってきてください。その場合は院内での体温の測定は不要です。家庭で体温が計れない場合には、体温の欄以外をすべて記載して持ってきて、院内で体温を計って記載してください。

C:接触感染を防ぐ
 
 接種感染とは、ウィルスなどが付着している物に触れた手などで、目をこすったり口や鼻をいじったりして感染することです。
 すでに、そのような機会を減らすために、院内から絵本などの書物、子供用の車、おもちゃは撤去しました。
 
 接触感染を防ぐためには、むやみに理由なく色々な物を触らないようにして、何かを触った後は、その手で鼻や目を触らないようにして、なおかつよく手を洗う/アルコールで消毒するようにしてください。
 例えばエレベーターやスリッパの機械のスイッチは、指ではなく肘で押すようにしてください。

 以上です。

 新型コロナウィルス感染対策は、当面の間は必要です。

 皆様の協力で、新型コロナウィルス感染の拡大を防ぎましょう!


2020年5月22日