日本脳炎の予防接種に関して

日本脳炎の予防接種は、最初に4週間空けて2回(=1期の1回目、2回目)の接種と2回目から1年後以降に3回目(=1期追加)、そして最後が9歳から12歳までの4回目(=2期)の、合計4回です。
1期は生後6か月から7歳6か月未満が対象年齢です。
現在日本脳炎の予防接種は2種類の商品(ジェービックVとエンセバック)がありますが、「製造上の問題」で一時ジェービックVの製造が中断(ジェービックVの製品自体には問題はありません)されていました。
その結果、日本脳炎の予防接種の総供給量(ジェービックV+エンセバック)が減ったので、20121年初めのに厚生労働省やメーカーからの文書に従って接種に制限(以下に詳細あり)をかけてきましたが、その後もジェービックVの供給があって在庫に若干の余裕ができたために、今後は制限を少し緩めます。

今年初めからこれまでは、厚生労働省屋メーカーからの文書に準じて以下のようにしてしました。

1期の2回を優先して、1期追加(3回目)と2期(4回目)の接種は待っていただく。
ただし、半年から1年弱待ってしまうと接種できる年齢の上限を超える方(例えば1期追加がまだの7歳4か月の方)は優先して接種する。
③以前に用いられていた日本脳炎の予防接種(現在用いられているものは別物です)の副作用で、日本脳炎の予防接種がしばらく中断されていた結果として、特例があり、
1) 2007年(平成19年)4月2日から2009年(平成21年)10月1日までに生まれて4回の接種が終了していない方は、9歳から12歳の間で、残りの回数の接種が公費の負担でできますが、②のように、半年から1年弱待ってしまうと接種できる年齢の上限を超える方を優先します。
2) 2007年4月1日以前に生まれて4回の接種が終了していない方は、19歳以下なら残りの分をすべて公費の負担で接種できますが、やはり②と同様に、半年から1年弱待ってしまうと公費の負担外となる方を優先します。

②のようにするのは、今回の制限で対象年齢を超えてしまうと特例がつかず、対象年齢を超えて接種する場合は自費となってしまうからです。

今後は上記のように、優先する順序をつけることには変わりはありませんが、これまでは基本的には制限してきた3回目と4回目の日本脳炎の予防接種も勧めるようにします。
ただし制限があり、基本的には当院で日本脳炎の予防接種を受けたことがある方、が対象ですが、他の予防接種と同時に接種をする場合には、当院でこれまで日本脳炎の接種歴がなくても可能です。
例えば、4種混合の4回目やMR2期と一緒に日本脳炎の3回目を接種したい方・DTと一緒に日本脳炎4回目を接種したい方・インフルエンザと一緒に日本脳炎の3回目や4回目を接種したい方は、当院で日本脳炎の接種が初めてでも接種が可能です。






2021年9月17日